アルミニウム合金製屋根工事

 

水道事業は自治体が運営する場合が多く、小規模な場合は配水池(塔)1基などでの運営も行われています。こうした場合、配水池(塔)の長い間の劣化がわかっても、断水する事が困難でした。
このたび、茨城県守谷市において、コンクリート製の配水池(塔)のドーム屋根を、不断水工事により撤去し、新たにアルミニウム合金製屋根を架ける工事が行われ、それを見学することができましたのでご紹介します。(写真は水野撮影、写真以外の資料は同市上下水道事務所の提供です。掲載には許可を得ています)

不断水ドーム改修工法(ウォーターラッピング工法)は、配水池(塔)に水を入れたまま行うため、写真でのご紹介が困難ですので、こちらの資料(PDF)をご覧下さい。

まず、同市の水道事業の状況を同事務所ホームページからご紹介します。同市は、TX(つくばエクスプレス)開通により、人口が急増している地域です。

給水の状況(平成18年3月31日現在)
給水区域内人口(A) 55,483人
給水人口(B) 54,619人
普及率(A)/(B)×100 98.44%
給水件数 19,031件
導・配水管布設延長 339.77キロメートル
年間総給水量(C) 5,539,649立方メートル
1日最大給水量 17,070立方メートル
1人1日最大給水量 313リットル
1日平均給水量 15,177立方メートル
1人1日平均給水量 278リットル
年間総有収水量(D) 5,299,023立方メートル
有収率(D)/(C)×100 95.66%

さて、ここからは、アルミニウム合金製屋根を架ける工事です。

写真1 配水塔が3基ありますが、手前の1基が対象です。

写真2 アルミニウム合金製のドームトラスを組んでいます。

アルミニウム合金製屋根についての詳しいことは、「アルミニウム合金製屋根工法協会」のウエブサイトがありますので、そちらでご覧下さい。

写真3 細部(1)

写真4 細部(2)

2007年8月8日(水)5:00作業開始です。重量に対して体積の大きなものを吊り上げるため、朝の風がないときに行うということです。

写真5 端部

写真6 ドーム全体

まったく風がなく、順調に推移しそうな天候です。いよいよ朝礼を行い、綿密な打ち合わせをしています。100トンのクレーンも準備を終えました。

写真7 打ち合わせ

写真8 クレーンの準備

あとは、一気に架設するだけですから、順調そのものです。

写真9 6箇所で吊り上げます。台を離れました。

写真10 回転して所定の場所に移動します。

巨大なUFOが浮かんでいるようです。これだけの大きさでも重量は5.5トン程度だそうです。

写真11 中にすっぽりと隠れました。あとはボルトで固定します。

不断水で行う工事なのですが、同市の場合、配水池(塔)が3基あるため、今回は断水し内部の塗装も行いました。

写真12 内部の様子。ドームを架ける直前。

写真13 内部に塗った樹脂の供試体(?)

工事は非常に順調に進み、6:05吊上げ開始、6:15には見学を終えました。

写真14 敷地内には、昔懐かしい形の消火栓もありました。

※謝辞:本見学は、守谷市上下水道事務所のご好意で実現したものです。公式の見学会ではないにもかかわらずご案内いただきました所長以下担当者の方々に感謝いたします。
 

 

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