洪水調節池

今回は、ごく身近な、私の住んでいる住宅団地の一角をご紹介。一見、野球場のようでもあります。

調節池


これは、洪水調節地なのです。
広い地域を開発して住宅や工場の団地にすると、今まで地下に浸透していた雨水が、舗装などによって一気に流れ、下流の河川が急激に流量を増すことになります。
そのため、ある一定の基準で、敷地内に一時貯留し、ゆっくり流出させることによって洪水を防がなければなりません。
下流の河川などに余裕があれば良いのですが、平坦地などで余裕が無ければ、より大きな調節地の必要が生じます。この団地でも、野球場が取れるほどの第一調節池とその2倍ほどもある第2調節池の二箇所があります。すぐ近くに小貝川があるのですが、何しろ平坦なところで、近くは「守谷沼」と今でも呼ばれているくらいですから、水はけはあまりよくなかったのでしょう。
開発する側や私のように購入した側にたって見ると、分譲販売できない面積の割合が大きく、その分販売費に上乗せが多くなりますから、少し残念な気もします。
しかし、これだけの面積の原っぱが、永久に残る訳ですので、その意味では貴重です。犬の散歩で毎日見ていると、日ごとに緑が増してくる今ごろは、本当にそう思います。
最後の写真は、一度貯まった水が、この緩やかな馬の背のような堰を乗り越えて、徐々に左側の水路に流れていく場所です。この水路の先に、農業用水の水路があり、その先に小貝川があります。

調節池

こうした、一連の施設の設計・施工も土木の仕事です。調節池基本計画の一般的な手順を示します。これは少し古いですが「宅地造成の計画から販売まで」(鹿島出版会昭和60年193ページ)からお借りしました。

「宅地造成の計画から販売まで」(鹿島出版会昭和60年193ページ)

 

身近な土木INDEXに戻る