四時(しとき)ダム
「身近な土木」今回の訪問先は,福島県いわき市(右岸:いわき市山玉町中峯左岸:いわき市川部町大沢)にある「四時ダム」です。概要は「ダム便覧」の説明をご覧ください。また,本ダムは福島県営であることから,こちらこちらのページでも概要がわかります。

大きさを実感できるよう,主な数値を掲げます。
堤高・堤頂長=83.5m・300m
総貯水容量=1,210万㎥

このシリーズ「身近な土木」で,ダムを取り上げたのは「宮ヶ瀬ダム」と「東京電力神流川発電所」の二カ所です。今回は,高速道路のインターチェンジから比較的近くにあって,「太平洋が見えるダム」として知られる,小規模なダムを取り上げてみました。

本ダムは,「センターコア型ロックフィルダム」です。まず,現地の堤体を見てみます。

     
写真1 ダム湖側堤体(2018年8月13日撮影)  写真2 ダム下流側堤体(2018年8月13日撮影)

ロックフィルダムの堤体は,年月がたつとこの写真のように草で覆われ,あまり明瞭にはわからなくなります。

ということで,ダム管理事務所でいただいたダムカードの画像を張っておきます(写真3)。カードの右上にある「FWI」という記号の意味は,ダムの設置目的を表しており次のとおりです。
  F:洪水調節、農地防災
  W:上水道用水
  I:工業用水

また,ダム全体の様子を,案内板から複写(写真4)しておきます。少々わかりにくいのですが,写真4の左上側がダムです。

       
写真3 ダムカード 写真4 案内図(2018年8月13日撮影) 

本ダムにはゲートがあります。

  写真6 バーチカルローラーゲート(2018年8月13日撮影)
写真5 洪水吐下流側(2018年8月13日撮影)

写真5はゲートの下流側で,洪水吐です。当日は当然ですが開いていませんでした。

写真6は洪水吐のバーチカルローラーゲート外観です。ローラゲートとは,開閉用ゲートの板にローラが付いた構造で,上下に開閉するゲートのことです。ゲートに高い水圧がかかる箇所でも容易に開閉が可能で,洪水吐などに使われます。

 写真7 ダム湖(四時湖)全景(2018年8月13日撮影)
  
写真7は,ダム湖の全景です。しばらく雨が降らなかったせいか,アオコが発生しています。

 
写真8 四時ダム大橋(2018年8月13日撮影) 写真9 銘水四時ダム(2018年8月13日撮影)  

ダムの左岸から管理棟や堤体に行くための橋があります(写真8)。(蛇足ですが「四時大橋」という橋もあります。)

写真9の「銘水四時ダム」は,こちらに由来と内容の説明があります。管理棟に勤務する方々の飲料水として使用されているのだそうです。


 写真10 ダム全景(2018年8月13日撮影)
  

写真10は,ダムの全景です。左の建物が管理棟,中央が写真5,6の洪水吐,右端が取水設備です。ダムサイトでは地域のいろいろな催しが行われるようですが,当日は訪れる人もちらほらで,静かな様子でした。





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